【菜食ニュース】 アメリカの1人当たりの肉の消費量が6%減少

2013年04月24日 23:52

参考記事

As World Meat Consumption Grows, US Appetite Wanes / VOICE OF AMERICA (http://www.voanews.com/content/as_world_meat_consumption_grows_americas_appetite_wanes/1634222.html)

アメリカ合衆国農務省(USDA)が最近発表した統計によると、アメリカの一人あたりの肉の消費量が2006年から2010年の間に6% も減少したそうです(リンクの表はUSDAのデータをもとにEARTH POLICY INSTITUTEが編集したものです)。

VOAの記事はこの原因として、

  • 物価の上昇やアメリカ景気の低迷など、経済的な理由
  • アメリカ社会の、とくに若者を中心とした世代における、食に対する意識も変化

をあげていますが、特に後者を裏付ける事実として、同記事は以下の変化を指摘しています。

  • 現在アメリカの人口の7%がベジタリアンであること
  • ベジタリアンではなくても、肉をなるべく食べない「なるベジ」や「ゆるベジ」人口も増加傾向にあること
  • アメリカの全国レストラン協会が毎年発表している、シェフが選ぶアメリカの食のトレンドベスト10に初めて菜食メニューが今年初めてランクインしたこと

こうしたアメリカ社会における食に対する意識変化の背景には、肉食が心疾患やガンの原因となっているという認識が普及してきたことありそうです。これにはクリントン元米国大統領など社会的影響力の強い人物がプラントベースの食生活に移行したこと、また映画Forks Over Knives の成功も一役買っているのではないでしょうか。

こうしたアメリカでの肉食の消費量とは真逆に、世界の肉の需要は増加傾向にあります。日本ももちろん例外ではありません

最後にVOAの記事は、食肉の生産は多くの穀物や水資源を必要とすることから、食の生産は持続可能な状況にないと指摘して、肉の消費量を減らすことが重要となると述べています。