【菜食ニュース】肉よりおいしい「もどき肉」?ビル・ゲイツ資本の企業が開発したまったく新しいBeyond Meat! (CNNニュース)

2013年11月01日 18:24

ビル・ゲイツ。
彼はその鋭い先見の眼を以て、平凡な一人の学生から、世界一の大金持ちになりました。
その彼が、これから市場が大きく拡大していくと睨んでいる・・・と言われているのが、いわゆる「もどき肉」。

CNNでもビル・ゲイツ資本で開発された「もどき肉」を取り上げました

The Bill Gates-backed company that's reinventing meat
Beyond Meat Closes in on the perfect fake chicken, turns heads, tastebuds
 
October 3, 2013 / By Marc Gunter

「ビル・ゲイツ資本の企業がまったく新しい肉を開発
完ぺきな「もどき」鶏肉に近づいた注目のBeyond Meat (ビヨンド・ミート) は、そのおいしさから新しい消費者を獲得している」

と題された記事。

さて、記事ではさらに、「肉に代わるタンパク源への需要はこれまでにないほど大きくなっている」とし、
その理由として、(1) 肉の需要がこの40年間で3倍にもなったこと。これは人口の増加と一人当たりの肉の消費量が2倍になったことによるものであると説明しています。(2) さらに、畜産が環境問題の一因になっているということです。

ビル・ゲイツ資本であることが話題性を大きくしているBeyond Meatですが、その肉を実際に開発した、カリフォルニアを拠点に起業されたBeyond Meat社に焦点が当てられることは少ないように思います。

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この記事によると、創業者/CEOでもあるEthan Brownさんは、アニマルライツの観点からVEGANとなった人物で、Farm Sanctuaryの活動支援なども行っています。

ビル・ゲイツは「もどき肉」に大きなビジネスチャンスを見出して、Beyond Meatに出資したのかもしれませんが、Beyond Meat社が「もどき肉」にかける期待あるいは情熱には、それ以上のものがあるのではないでしょうか。

Ethan Brownさんは次のように言っています
「植物からタンパク質が摂取できるのに、なぜ動物からタンパク質を採る必要がある?」
彼は、父の経営する酪農場で腰の骨を折った牛が、処分されるのを目撃したことがあるそうです。
「そんなこと、飼っている犬には絶対にしないだろ」と彼は言います、
「これは僕にとって興味深い哲学的問題だった。学校では外見で人を判断して差別してはいけないと教わる。でも、僕らが愛すべき動物と、殺してもよいとされる動物の違いは実際にはない」

「もどき肉」が「肉」にとって代わる最大の壁は価格。

でも最終的には「もどき肉」が価格でも優位に立てるとEthan Brownさんは考えています。
今はまだ、生産規模が小さいために、コスト面で不利な立場にあるけれども、原材料は「もどき肉」の方がずっとシンプルだからです。
例えば鶏肉のコストの35%はその飼料で、これは主にトウモロコシや大豆です。
昨年トウモロコシの価格が急騰したとき、鶏肉の価格は21パーセントも上昇したそうです。
つまり、飼料(トウモロコシ&大豆)、化学肥料、光熱費の上昇は、Beyond Meatにとって有利に作用します。

Beyond Meatは現在、アメリカ国内最大手の自然食品店チェーンWhole Foodsで販売されています。
でもWhole Foodsで買い物をする消費者の一部には、「もどき肉」のような加工食品を嫌厭する傾向があり、これについて彼はこう言います。
「パンを食べるのがOKなら、Beyond Meatも大丈夫なはず。これは、加熱、冷却して、圧力をかけているだけだからね」
Beyond Meatは本物の鶏肉に比べたら

  1. 健康によい(低脂肪、コレステロールフリー)
  2. 環境に優しい(土地や水資源を節約)
  3. 動物に優しい(当然ですが)

さらにおいしいく、価格も将来的には鶏肉より安くなるかもしれないということですから、セールスポイントには事欠きません。

消費者への直接的な販売のほか、大手加工肉メーカー(BeyondMeat を使ったハムやソーセージ)、外食チェーンや、学校内のカフェテリアへの売り込みも積極的に展開していく見込みだそうです。
さらに今後は牛肉の「もどき肉」の開発にもチャレンジするとか。 

日本でBeyond Meatが販売される日はくるのでしょうか。今後、続報があればお伝えしていきます。

文責・なっちゃん